70％を超える保護者が、子どもの園や学校へ不安や要望を“気軽に”伝えられない？

2023年06月05日

インターネット広告・メディア運営事業の株式会社インタースペース（所在地：東京都新宿区、代表取締役社長：河端伸一郎、証券コード：2122、以下インタースペース）が運営する、日本最大級のママ向け情報サイト「ママスタ」（URL: http://mamastar.jp/）。今回は情報発信メディア「ママスタセレクト」において、「園や学校への相談・連絡」に関するアンケートを実施いたしました。

わが子の園や学校での様子がわからず不安を感じたときに、保護者は先生に連絡や相談をするもの。今回ママスタセレクトでは「子どものことで不安や要望があるとき、先生に伝えていますか？」というアンケートを実施。選択肢には「ささいなことでも連絡する」「どうしてものときだけ連絡する」「言いたいけれど言えない」「その他」を設定し、2,300人を超えるママたちから回答が寄せられました。

圧倒的多数は「どうしてものときだけ連絡する」、61.8％にのぼる1,441人が選択しました。「子どもがいじめを受けたときに相談した」「幼稚園に行きたがらない理由が『お友達に叩かれる』だったので様子を聞いた」など、その多くは「友達関係」にあるようです。子ども同士では解決できない、いじめに発展しそうだと感じ取ったママたちは、先生に報告と相談をしています。

一方で「ささいなことでも連絡する」と答えた人は全体の23.8％。「子どもが『先生に伝えてほしい』と言ったとき」「登園渋りのときや自宅での様子に変化があったときは連絡している」といった声が寄せられました。

また1割程度、10.5％の人たちは「言いたいけれど言えない」と答えます。「小さなことで言うと『面倒な親』と思われて疎まれるかなと考えてしまう」「相談することによって、先生との関係性が良くなるのか悪くなるのかがわからない」など、学校や園への連絡をためらうママたちの様子が伝わってきました。

最後に、その他を選んだ3.9％の人のなかには「先生に褒められた話を聞いて『いいところを見つけてくれてありがとうございます』と感謝を伝えた」というコメントも。

これらの結果から、およそ70％以上の保護者が先生に気軽に相談できる状態ではない様子がうかがえます。

また今回、教員側の意見として「不満を爆発させるより、細かいことも伝えてほしい。行き違いや誤解があればすぐにわかるし、信頼関係を築ける」という声もありました。

「園や学校の先生たちは忙しすぎる。オーバーワークだ」と感じている保護者も少なくなく、先生に相談することを迷う人も多いようです。しかしわが子の性格や心の動きがわかるのは親だけです。必要なときには躊躇なく相談しても良いのではないでしょうか。またそのような相談に、教員側も気持ちよく応えられるような環境も必要かもしれません。

【アンケート概要】

総回答数：2,331票

調査方法：インターネット

調査月：2023年5月

調査・分析：ママスタセレクト編集部

【連載特集ページ】

https://select.mamastar.jp/830728

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