2021.02.10
教育における子どもの未来を創るために。塾選びをサポートする「塾シル」の想いとは?!
株式会社ユナイトプロジェクト
代表取締役 古岡 秀士
教育領域を活性化させたい。「塾シル」入塾率が高い理由
―どのような想いのもと、「塾シル」を立ち上げたのでしょうか
私自身が医療系比較サイトの営業を行っていたころ、教育機関の方々から「学習塾の比較メディアがあまりないので、成長に貢献してくれないか」という要望をいただいたのが立ち上げの最初のきっかけです。
当時、学習塾は集客に困っているものの、ネット集客をうまく活用できていない課題がありました。そのため、保護者は塾を探す際にWEBだけで情報が取得できないため、一括資料請求で資料を取り寄せる方法しかなく、一番の情報源は保護者のネットワークによる口コミでした。
そこで、塾側の集客支援と保護者の塾探しにおける双方の課題解決し、教育領域を活性化させるべく、塾の詳しい情報を知ることができるWEB完結型の比較メディア「塾シル」を立ち上げることとなりました。
-「塾シル」について教えてください
2017年12月に立ち上げた学習塾のポータルサイトです。学習塾を詳しく知るサイト、略して「塾シル」です。
資料請求をしなくとも、「塾シル」を見れば、塾の詳しい情報を知ることができるのが特徴です。現在、全国6,900教室ほどの情報が掲載されています。
「塾シル」は一つの塾に対する豊富な情報量を強みとしているため、保護者は行きたい塾を精査することができます。そのため、個別資料請求、体験授業、電話の3つの問い合わせのなかで、電話や体験授業を申し込むユーザーが多いのが特徴です。結果、マッチング率が上がり、他サイトからの生徒の平均入塾率は7‐10%ですが、塾シルは35-50%という高い入塾率を誇っています。
―入塾率を高めるために、力をいれているポイントはありますか。
はじめは、WEBに情報を掲載しているものの、学習塾がPRしたい情報と保護者が知りたい情報のミスマッチが起きていました。塾側は、実績や塾長の想い、なぜこの教室を作ったのか、どういう風な教え方をしているのか、などをPRしたいと考えていて、一方で塾を選ぶ保護者は、まず第一に「子どもが成長するイメージを描けるか」、次にそれが「実現できる料金なのか」を重要視されていました。
そこで、定期的に保護者から知りたい情報と塾側が伝えたい情報をヒアリングして、塾側にアドバイスをしながら情報掲載を進めていくことで双方のミスマッチの改善を行っています。
最近では、塾の公式HPで塾長の熱量を語っていただき、「塾シル」では保護者が知りたい情報を掲載することでユーザーの取りこぼしがなくなり、効率のよい集客ができています。
最新の教育情報を発信し、保護者の課題を解決できるメディアへ
―コロナ禍で教育業界にも変化があったと思いますが、「塾シル」で力を入れていることはありますか
特にコロナ禍で、塾ではオンライン授業が始まったり、集団個別指導、複合的な勉強の教え方など、多種多様に教育方法が変化してきています。また、不確かな情報が溢れているなかで中学・高校入試においても、これから先どのように受験が進むのか不安に感じている保護者や生徒も多いです。
人同士の接触が激減している昨今、年々変化する新しい教育情報をどのように取得すればいいのか。また、多種多様な塾が増えているなかで、どうやって塾を調べればいいのか、悩んでいる保護者や生徒に対して、詳細な最新情報の掲載や疑問を解決できるサイトにするためにUI/UXの改善にも注力しています。
-教育方法が多様化しているなかで、今後、学校以外の学びの場である塾に対して期待することも増えていきそうですね
そうだと思います。子どもの未来を考えているからこそ、最先端の教育を受けさせたいという需要が今かなり増えてきています。
我々も、教育領域で子どもの未来を預かっている立場として、塾側から保護者や生徒に伝えたいメッセージを今までより更に深い内容で提供したいと思っています。
子どもの教育に関する不安に応える、保護者に寄り添ったコンテンツを配信
-改めて注目されている子どもたちの教育に対して、実際に何か新しく始めたコンテンツはありますか
インタ―スペースが運営する、日本最大級のママ向け情報サイト「ママスタ」と連携して、塾業界でお子さんの学習に最前線で向き合っている塾講師に登場いただき、子どもの教育に関する不安に応える記事連載なども行っています。
例えば、今注目されている「オンライン学習」「オンライン自習室の活用」や「子供たちの学習習慣の見直し」「やる気を引き出す方法」など教育における幅広いテーマで配信しています。
―コンテンツの反響はいかがでしたか
塾講師からも保護者からも非常に反響がありましたね。塾側から対談後に送客数が3倍になったという嬉しいお声もいただきました。
やはり、「子どもの将来像を持てる」ことが重要なので、教育に最前線で向き合っている教育者が語る話に関心のある保護者は多いです。
今後も、保護者が関心のある教育テーマで語ってもらえる場を作っていきたいと考えています。
―最後に今後の展望を教えて下さい
実現したいことは、全国すべての塾の情報を掲載し、業界NO.1になることです。
今後は、「ママスタ」とも連携しながら、新しいコンテンツの発信をして、塾だけではなく、保護者にも寄り添った情報をより発信していきたいと考えています。