2021.06.09
AIを駆使し、EC事業者の課題解決を実現
Google、Yahoo!、LINEなど大型媒体の広告を取り扱う広告代理事業を担っているデジタルストラテジー局。広告主様の課題に応じて、広告媒体だけではなく、動画やLPなどのクリエイティブ、分析ツール、サイト内接客ツールなどのソリューションを提供しています。最近では、AIツールを活用しサイト内接客を行うことによって好事例が生まれています。広告主様の課題とどう向き合っているのか、AIを活用することになった背景、今後の取組について伺いました。
パフォーマンスマーケティング事業部
デジタルストラテジーグループ
マネージャー
中山 浩平
デジタルストラテジーグループは、どのような業務を担っていますか?
当社のインターネット広告事業は、国内最大級のアフィリエイトプラットフォームであるアクセストレードと、Google、Yahoo!、LINEなど大型媒体の広告を取り扱う広告代理事業があります。私たちの部署は、広告代理事業を行っており、EC、金融、サービス、など幅広いジャンルの広告主様のデジタルマーケティングにおける課題を解決することで、広告主様の事業成長支援をさせていただいております。
広告主の事業成長のサクセスストーリーを描き、提案する
部署内で一番大事していることはなんですか?
広告主様の事業成長にコミットすることです。そのため、広告主様の一過性の成功を求めるのではなく、中長期の長い期間軸で、広告主様の事業成長のサクセスストーリーを描き、豊富な選択肢からカスタマイズ提案をする、顧客思考を大事にしています。
最近は、ECジャンルでAIを用いた好事例が出ていると聞きました
当社が提供するソリューションは多岐にわたり、広告媒体だけではなく、動画やLPなどのクリエイティブ、分析ツール、サイト内接客ツールなどがあります。広告主様によって事業課題は異なるので、新しいテクノロジーのキャッチアップや、外部パートナーとのアライアンスは大事にしており、最近では、Appier社(https://www.appier.com/ja/)と連携した取り組みで好事例が出ています。
Appier社は、AiDealというAIを用いたサイト内接客ツールを提供している企業で、良質なインターネットユーザーを集客することが得意な当社と親和性の高いプロダクトを提供されています。当社が広告集客したインターネットユーザーに対して、AiDealを用いてサイト内で接客することにより、広告の費用対効果は一段と高くなります。
精度の高いAIで「顧客体験」を向上させ、新規顧客獲得、顧客単価、LTV拡大を実現
Appier社とパートナーシップを強めたきっかけは何でしょうか?
インターネット広告において、当然のことではありますが、広告の費用対効果に対する要望は年々あがっています。費用対効果を最大化するために、媒体選定およびユーザー心理に沿ったクリエイティブ活用を追求し、集客効率と効果の最大化を行ってきましたが、どれだけ良質なユーザーを集客しても、ECサイト内でユーザーの購入意欲が削がれてしまっては意味がありません。
そのため、当社が集客した良質なユーザーを確実性高く広告主様の売上に繋げるために、ユーザーの購入検討度合いに応じて、ECサイト内で接客ができるAiDealを当社でも取り扱い、広告主様に提供するが可能となりました。
ECサイト内でユーザーにあわせた接客とは具体的に何をどのようにやっているのですか?
AiDealは、ECサイトに訪問したユーザーのサイト内での動きを分析し、購入意欲が高いユーザーにのみ接客をすることができます。例えば、リアル店舗で店員さんが購入するか迷っているユーザーを見極め、接客するようないイメージです。活用の仕方次第で、接客内容は変わりますが、当社はクーポンを活用することで、新規顧客獲得効率と、顧客単価、LTVそれぞれの指標を改善させることができました。
クーポンを出すというのはこれまでもあったかと思うのですが、なぜAiDealを使用しているのでしょうか?
AiDealは、ユーザーを選ばず一律的に接客するのではなく、購入を迷っているユーザーをAIが識別し、セグメントができるためです。400以上の変数をもとにユーザーの購買意欲を分析しているためAIの精度は高く、本当に購入を迷っているユーザーをセグメントできます。当社は広告媒体選定と運用、クリエイティブ制作に自信があり、購入意欲の高いユーザーを集客することが得意ですが、購入を迷っているユーザーに対してアプローチできることが、当社の広告パフォーマンスの向上にも繋がり、魅力でした。
ECサイトにおいて、クーポンはブランドイメージの低下や不必要な顧客単価を招くケースもありましたが、必要としているユーザーにセグメントをすることにより、当社が大事にしている「必要な人に必要な情報を届ける」ことにもマッチしていたことも、積極活用をしてる理由です。
今、各社でもAI技術の活用は増えている印象ですがどうでしょう
AIに着目をし、プロダクトに組み込んであるインターネット上のサービスは多いですが、実際にパフォーマンスが伴っているかというとそこまでは追いついてきていない印象があります。
AIを使った結果、逆に費用対効果が悪くなったという話も聞く程で活用難易度が高いです。そのような中で、Appier社との取り組みにおいて、当社は専任の営業担当が、広告主様の事業課題と向き合い、どのようにAIを活用すべきかを熟慮し施策展開するため、成功率が高いのだと思います。
顧客課題に対応したAIを活用し、成功事例を増やす
現状の課題を教えてください
広告主様の事業成長にあたり、ユーザー単位の施策が一般化していくと考えているので、機械学習などAIの需要はどんどん上がっていくかと思います。
AIは万能ツールではなく、何の目的でどのように活用するかを人が考えることが重要です。当社は、多くの企業様の支援をしておりますので、AIの活用事例を増やし、より多くの広告主様を成功に導くことで、広告業界の発展に貢献していきたいと考えています。
最後に、今後の展望を教えてください
アクセストレードは、比較的購入意欲が顕在化したユーザーを購入につなげることが強みであることに対して、デジタルストラテジーグループが提供しているソリューションは、購入意欲が顕在化していない潜在顧客を、ストーリー性を持って購入に繋げることを得意としています。
その2つを合わせることで、広告主様の事業成功率と成長スピードは上がると確信をしています。広告領域においては、引き続き多くの成功事例を創っていき、広告主様のベストパートナーであり続けたいと思います。
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