2021.12.21
多国籍エンジニアチームで成果を上げる、強い組織づくり
当社は、2001年から日本で始めたアフィリエイトサービス『ACCESSTRADE』を、2013年より東南アジア(インドネシア、タイ、ベトナム、マレーシア、シンガポール)各国で開始して以来、成長を続け、海外版アフィリエイトサービス「ACCESSTRADE」の登録メディア数は100万サイトに以上にまで伸長。これまで様々な新しいサービスや機能を開発してきました。
海外事業に積極的に取り組んでいる当社ですが、海外版「ACCESSTRADE」サービスを裏で支えるエンジニアチームは9割が外国籍メンバーで構成されています。
ベトナムで働くプロジェクトマネージャーHuyと日本で働くアソシエイトプロジェクトマネージャーのアントニーに、多国籍チームだからこその取り組みや魅力について裏側を聞きました。
メンバーの9割は外国籍のエンジニア組織
どのような開発業務に取り組んでいますか
アントニー:私は日本を拠点として、アソシエイトプロジェクトマネージャーと日本側の開発チームのリーダーとして、海外版アフィリエイトサービス「ACCESSTRADE」の新しい機能開発、メンテナンスをメインに業務を行っています。
先日、東南アジア各国における企業のニーズに対応できるよう、営業チームから要望のあった、ナノ・マイクロインフルエンサーに特化した東南アジアで初めての成果報酬型インフルエンサープラットフォーム「ACCESSTRADE Influencers」の開発をしました。
サービスサイトURL( https://influencer.accesstrade.global/ )
Huy:私は、ベトナムを拠点としてプロジェクトマネージャーとして業務に従事しています。プロジェクト全般、人材管理、システムサポート、システム監視など幅広く対応しています。
海外版「ACCESSTRADE」のエンジニアチームの体制と役割について教えてください
アントニー:開発チームは、日本側チーム(5名)とベトナムチーム(8名)の2チームで各東南アジアの拠点(タイ、ベトナム、インドネシア、マレーシア、シンガポール)のシステムを運用しており、同時に別々のプロジェクトを遂行しています。
各チームでプロジェクト開発が完了した際には、ベトナム側が制作したプロジェクトを日本側がチェック、日本側が制作したプロジェクトはベトナム側がチェックするというクロスチェックを導入しています。
Huy:エンジニア以外にもUX/UIデザイナーが1名在籍しており、新規画面や既存画面リニューアルを対応しています。
チームのミッションやスローガンはありますか
アントニー:当社の東南アジア子会社間では「GO TO 10」というスローガンのもと、デジタル広告で10%のマーケットシェアを獲得することを目指し、各国で事業を遂行しています。
私たちはこのスローガンのもとに、「システムが問題なく動作すること」、「ユーザーのニーズに応えて新しい機能を提供すること」をミッションとして、それぞれがエンジニアとしてチーム、会社に貢献できるよう取り組んでいます。
ユーザーファーストの視点を持って、価値を提供すること
チームで成果を出すために、普段心がけていること、大切にしているポイントを教えてください
アントニー:新しい追加機能において、開発スピードはもちろん大事ですが、ユーザーファーストの視点を持ってユーザーが求める適切なタイミングでリリースすることが最も重要だと考えています。そのため、日頃から営業チームと話し合いを行い、開発を進めることを心掛けています。
また、ユーザーの課題を理解し、競合他社のシステムや機能をしっかり調査した上で、ユーザーにとって価値のある、より良いプロダクトを提供できるようチームでプロジェクトを進めています。
一方で、ビジネスのためにパブリッシャーのパフォーマンスを上げることも意識しています。
Huy:私たちは仕事を進める上でスクラムの価値基準である、確約(commitment)・勇気(courage)・集中(focus)・公開(openness)・尊敬(respect)の5つの価値基準を取り入れ、新しいチーム文化を構築しています。
確約(commitment):チームのゴールを明確にし、目標達成を目指しながら一致団結しフォローし合うこと
勇気(courage):正しいことを実行し、新しい挑戦や困難な問題に取り組む勇気を持つこと
集中(focus):皆がチームの目標に諦めずに集中すること
公開(openness):常に新しいアイデアと学習の機会を探すために、作業と作業の実行に関するすべてのことを公開する
尊敬(respect):互いを尊敬し、アイデアを尊重し、協力をし成果を認めること
多国籍なエンジニア組織では「認識の相違」をなくすことがポイント
多国籍チームで開発をする魅力を教えてください。また、どのようにチームをまとめているのでしょうか
Huy:私たちは、8ヵ国の国籍を持つグローバルチームで共通言語は英語です。一人一人がプロフェッショナルでお互いを尊重し、知識やスキルを共有しています。それぞれカルチャーやコミュニケーションスタイルも大きく異なるため難しいこともありますが、一方で独自で多くの学びや気づきがありますね。
アントニー:私はフィリピン出身で、他のチームメンバーとも国籍・カルチャーは異なり、もちろん大変なこともありますが、グローバルな環境で視野や知見が広がり、日々刺激を受けています。
メンバーそれぞれの意見、経験、スキル、方法など異なるため、問題解決をする際には、認識の相違がないようにすることが大事だと考えています。なので、MTGでは全員の意見を聞き、全員でしっかり話し合いをし、それぞれが納得した上で最良の方法を選択しています。
多国籍チームだからこそ、認識のズレをなくすことが大切ですね。エンジニア間の社内勉強会などはありますか
Huy:はい、様々な勉強会を開催しています。
・AWS
・システムアーキテクチャ
・ビジネス知識
・広告計測システム
・クリーンコード
・単体テストのベストプラクティス
・AI
・Elasticsearch、CSS、Angular、Java、Javascript
などです。
アントニー: 個々が学んだ技術を持ち寄り、勉強会を開催してチームで共有をするだけでなく、使い方などもレクチャーしています。
最後に、今後実現したいことを教えてください
アントニー:今は2つのチームで東南アジア全体の開発に携わっていますが、チームを細分化し新しいチームを作り、システム開発のスピードアップをはかりたいと考えています。
東南アジア各国を支えるチームとして、更にレベルを上げてグローバル全体の成長に貢献していきたいです。
Huy:今後は、AIの適用により、サイト運営者はどのキャンペーンがトラフィックに適しているか、広告主はどのパブリッシャーがキャンペーンに適しているかを精度よく自動判定できるようにしたいです。他にも私たちのシステムで広告主とサイト運営者の求める機能が実現するAIシステムを構築できたらいいなと考えています。
未成熟であった市場に対して、サービスを裏側で支える社員の活躍もあり、急成長を遂げている海外版「ACCESSTRADE」。今後も10%のマーケットシェアを獲得することを目指し、東南アジア各国で圧倒的ポジションを確立するために成長を続けます!