2022.04.14
ヘルスケアアプリ「4MOON」、女性の様々な健康課題をサポートできるサービスへ
2021年5月、当社のグループ会社である4MEEE株式会社は幅広い年齢層の女性のカラダとココロに寄り添うヘルスケアアプリ「4MOON(フォームーン)」をリリースしました。今回、最新のフェムテック事情やサービス開始から新機能を追加するなど日々進化している4MOONの新機能の開発背景について、サービスに携わるメンバーによるインタビューをお届けします。
フェムテック世界市場、25年までに5兆円超え
「フェムテック」は2021年の新語・流行語大賞にもノミネートされるなど、フェムテック業界は今まで以上に大きな注目を集めています。
フェムテックは、女性のライフステージに沿った健康課題に応じて、「月経」「妊娠・不妊」「産後ケア」「更年期」「婦人科系疾患」「セクシャルウェルネス」の6分野に分かれています。
月経が開始してから老年期まで、女性特有の様々な健康にまつわる課題が立ちはだかる中で、今後さらなる成長が期待されるフェムテック市場。2025年までに5兆円を超えることが予想されています。
フェムテックサービス「4MOON」、フェムテックジャパン2022出展
2021年5月、当社のグループ会社である4MEEE株式会社がリリースした、ヘルスケアアプリ「4MOON(フォームーン)」は、生理日管理目的だけでなく、ダイエット、妊活、スケジュール管理、情報収集など幅広い用途で活用できます。
オンライン医療相談などができる月額360円のプレミアムプランや、TDKの婦人用電子体温計との無料連携も始まっています。
4MOON(フォームーン)https://4meee.com/4moon
2022年3月24日にアニヴェルセル 表参道で開催された『フェムテックジャパン2022/フェムケアジャパン2022』では、昨年に引き続き、フェムテックサービスとしてブース出展しました。当社ブースでは、オリジナルアイシングクッキーやエコバックなどノベルティを配布。多くの方に機能拡張した「4MOON」に興味を持っていただく機会となりました。
ほかにも、幅広いブランドやサービス提供企業団体40社が出展し、デリケートケア専用の商品やサプリ、セクシャルウェルネス商品、セックスケア商品や妊活サポートアイテム、さらに小学生~中学生の子どもたちに向けた「はじめての生理準備ボックス」など、性の知識をポジティブに学べる商品もありました。
❝INTERVIEW❞
全世代に向けた、生理日管理/ヘルスケアアプリ『4MOON(フォームーン)』 サービス機能拡張
―昨今フェムテック業界が盛り上がりを見せていますが、昨年5月にリリースされました現在の4MOONについて教えてください。
岡田:現在のアプリインストール数は約5万、DAUは約1万3,000で、毎日多くの方に利用いただいています。
―毎日ご利用いただけるサービスとして、ユーザーからどのような機能が人気なのでしょうか。
森田:他のアプリより、体調記録項目が充実しているので、ライフステージの変化と共に変わる毎日の体調をワンタップで細かく記録できるという手軽さがユーザーさんからも好評です。
また、デートや飲み会、病院などのスケジュール管理と体調記録を一つの画面で切り替えながら管理できることも特徴のひとつにあります。
岡田:生理日管理目的だけでなく、自分のPMSや心のゆらぎを管理したい方も多いので、体調記録画面で気分や体調、症状を登録したり、日記機能を利用して記入したりと自身が使いやすいように管理されているなと感じます。
毎日ご利用いただいている方が多いからこそ、毎日変化のあるコンテンツを提供していくため、より多くの機能を追加していきたいと考えています。
―使いたい項目を自由に選択してカスタマイズできる点は魅力ですね。少しずつアップデートしていると思いますが、新機能について教えてください。
岡田:テーマカラー、ホーム画面の記録項目、画面下にあるメイン機能のタブのカスタマイズ機能が追加されました。
森田:ユーザーの皆さんから「毎日記録するものだからホーム画面からサッと入力したい」「よく使うタブを並び替えたい」「画面を好きな色に変更したい」などの声をいただき実現しました。
女性のライフステージによって記録したい項目は変わってくるので、ユーザーが毎日よく記録する項目などはダイレクトにアクセスできるよう、ホームに3つお気に入りの記録項目を追加できるようにしています。
岡田:カスタマイズできるホーム画面の記録項目は、基礎体温、体重、お通じ、食事、睡眠、詳細(体調記録)があります。お通じに悩まれている女性は多いようで、今回カスタマイズで追加できるようにしました。
―カスタマイズにおいて、こだわった部分はありますか。
森田:操作性です。カスタマイズできるというのはいい反面、難しい印象を持たれやすいと思っています。カスタマイズが難しいと感じる方にも、自分のステータスに合わせて選べる「通常モード」「妊娠希望モード」「妊娠中モード」を用意しており、選択すると自動でセットされる機能もあります。
カスタマイズもできる一方で、カスタマイズしなくても見やすく使いやすいことが重要なので、機能を追加する際にはそういった点に気をつけながらUIを作成しています。
テーマカラーの設定では、体のリズムを表すグラデーションにしています。幅広い年代の方が自分の好みのカラーを選べるように、薄いピンクから濃いピンクのグラデーションカラーやピンクから黄色へのグラデーションカラーなど個性的なカラーも用意し、4MOONらしさを出しました。
岡田:テーマカラーを変更すると、4MOONアプリ内のカラーだけではなく、端末のホーム画面のアプリアイコンのカラーも変わるので、スマホをパッと見た時にわかりやすい色にしてみたり、「今日はPMSがひどいからブルーにしよう」とか、今日の気分で好きなカラーにすぐ変えられるのも楽しいですね。
―今後、新しく考えている機能はありますか。
森田:4MOONでは体調記録を一日ごと、3カ月ほどの長いスパンの記録を見ることができますが、今後は1~2週間単位での体の変化もスクロールで見ることができるように開発を進めています。
岡田:そのほか、基礎体温管理と体重管理の画面では、基礎体温と体重の推移がそれぞれ見ることができるのですが、今後は体重管理や基礎体温管理と体調管理のデータをクロスさせて、自分の体調のゆらぎがあった際に、原因を何となく自分で気付けるようにできたらいいですね。
森田:そういったデータによって、自身の体調のゆらぎへの不安感の解消や病院へ行く判断ができるようサポートできる機能を開発したいです。
―最後にこれからのヘルスケアアプリ「4MOON」が目指す姿を教えてください。
岡田:4MOONは、10代から閉経後の全世代の方がライフステージの変化に合わせて、長く使い続けていただけるサービスを目指しています。
そのために、幅広い年代の皆様に楽しんでいただける新機能やコンテンツを開発し、「4MOON」を通じて女性特有の様々な健康課題のサポートができたらいいなと考えています。今後、アライアンスやコラボなどより多くのパートナー様と、幅広い取り組みを柔軟に進めていきたいと考えていますので、ぜひお声がけいただけると嬉しいです。
ヘルスケアアプリ「4MOON」