2023.11.15
【2023年9月期 決算】ストック収益は前年比23%増と高い水準で成長。Asiaトップのパフォーマンスマーケティング企業を目指す中期経営計画を発表
当社は、2023年9月期決算説明会(機関投資家・アナリスト・報道関係者向け)をオンラインとオフラインのハイブリット形式で開催いたしました。
2023年9月期通期のグループ連結業績の取扱高※は259億円(対前年同期比2.0 %増)、売上高は72.8億円(対前年同期比2.3%増)、営業利益は7.9億円(対前年同期比25.8%減)、経常利益は9億円(対前年同期比29.7%減)となり、売上高は前年に対して増加しましたが、一方で広告単価の下落によりコンテンツ型メディア(ママスタ)の収益減が大きく影響し増収減益となりました。
◆広告事業、取扱高は前年比で増加。ストアフロントの自社コンテンツが引き続き好調
事業別状況を見ると、インターネット広告事業は取扱高241.5億円(対前年同期比2.7%増)、事業利益11.9億円(対前年同期比9.7%減)となりました。
国内「アクセストレード」においては、サービス分野を中心に好調に推移しましたが、一部広告主の広告予算縮小などの影響を受けて、収益は伸び悩みました。
店舗向けアフィリエイトサービス「ストアフロントアフィリエイト」は、既存の継続課金型(ストック)収益が好調に推移し前年四半期比25%増となりました。また、新たな収益源の拡大を目指し、クラウドバックアップサービス「ポケットバックアップ」と特殊詐欺・迷惑電話自動ブロックアプリ「ダレカナブロック」の2つの自社コンテンツの提供を開始いたしました。
海外事業においては、インドネシアとタイは順調に推移しており、ベトナムも第2四半期 に一部業種の規制等により広告予算縮小の影響を受けましたが、他の分野での広告需要の取り込みにより、回復基調となりました。
【日本トピック】
2023年11月、アフィリエイトサービス「ACCESSTRADE」はコンテンツマーケティングソリューションを提供するCROCO株式会社と資本業務提携契約を締結いたしました。
E-E-A-T市場で当社ネットワークのSEOメディアに対する取り組みを強化し、技術の向上を図り、さらなる成長を実現していきます。今後は、ウェビナー集客やAI技術を用いた顧客向けの新サービス開発など、メディアへの価値向上を高めていきます。
▼ストアフロント 自社コンテンツ提供開始
クラウドバックアップサービス「ポケットバックアップ」
開始日:2023年1月
特徴:月額550円で容量無制限のバックアップアプリ。自動バックアップ機能を備え、高度なセキュリティで軍事レベルのデータ保護を提供。安心・便利なクラウドサービスでプライバシーとデータセキュリティが保護されます。
(NEW)特殊詐欺・迷惑電話を自動ブロックするアプリ「ダレカナブロック」
URL:https://darekanablock.com/
開始日:2023年10月
特徴:26億件の電話番号データを活用し、国際電話も含めた電話番号識別と迷惑電話の自動ブロックが可能なサービス。月額495円で安心・安全な通話をサポートします。
【海外トピック】
2023年10月にロンドンで開催された「Global Performance Marketing Awards 2023」で、海外での取り組みが、最優秀アフィリエイトおよびパートナーシップ戦略 (APAC)部門で最優秀賞を受賞し、国際的に高く評価されました。
その他にも、日本での金融案件の取組において、最優秀アフィリエイトおよびパートナーシップ戦略 (APAC)部門と広告クリエイティブコンテンツで優れたプロジェクトが選出されています。
▼プレスリリース
https://www.interspace.ne.jp/press/3330.html
◆メディア事業、メディア合計月間閲覧数は9.4億PV。比較・検討メディアの売上高は前年四半期比16%増加と好調に推移
メディア事業においては、主力のママ向け情報サイト「ママスタ」で広告単価の下落により売上高は減少傾向にあるものの、一方で比較・検討型メディアは前年四半期比16%増と成長。売上高26.8億円(対前年同期比4.6%増)、事業利益3.8億円(対前年同期比34.0%減)となりました。
【メディア事業 トピック】
グループ子会社のユナイトプロジェクトが運営する学習塾の検索サイト「塾シル」において、有料契約教室数が約1.1万教室にまで拡大しました。塾シルは「個別」の資料請求モデルを導入しており、お問い合わせ1回につき1教室への申込みが可能です。この特徴から高い入塾率が実現され、11,000教室を突破して順調に増加しています。これに伴い集客も増加し、売上高も伸長しています。
2024年9月期事業方針および業績予想
▼中期経営計画
さらなる企業価値の向上に向け、当社グループは中期経営計画を発表しました。中期的なビジョンである「パフォーマンスマーケティング領域でAsiaトップポジションを目指す」を掲げ、Global市場に向けた積極的な事業展開を行います。その実現に向け、既存事業の安定化と成長事業への投資、さらには人財の育成と採用を強化し推進を図っていきます。
2024年9月期の事業方針としては、「比較・検討メディアへの投資推進」「海外アフィリエイトへの投資と収益モデルの展開」「マーケティングソリューション分野への投資とアフィリエイト生産性向上」に取り組んでいきます。
投資と成長の好循環を実現し、2026年に売上高85億円、営業利益15億円、ROE15%以上の経営指標の達成を目指していきます。
株主のみなさまへの利益還元の姿勢をより明確にし、将来の配当水準の透明性を高めるため、配当方針の変更を行いました。
中長期的な企業価値の向上を目指しながら、継続的かつ安定的な株主還元を実施するために、ROE(株主資本利益率)と連動するDOE(株主資本配当率)3%以上を目安に配当を行うことを基本方針といたします。
引き続き、パフォーマンスマーケティング事業・メディア事業において新たな価値を創出し、国内はもちろんグローバルでの事業展開をさらに加速し、これまで以上に皆さまや社会に貢献できるサービスを目指していきます。
決算説明資料(全ページ)は、当社コーポレートサイトにて公開しています。
詳細は下記よりご覧ください。
IR情報: https://www.interspace.ne.jp/ir/
2023年9月期 決算説明会資料
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