Home ブログ INTERVIEW M&A成功のカギは理解と連携:グループ子会社N1テクノロジーズ代表×インタースペース取締役が語るビジョン

M&A成功のカギは理解と連携:グループ子会社N1テクノロジーズ代表×インタースペース取締役が語るビジョン

前回のインタビュー記事では、N1テクノロジーズが手掛けるWebサイト改善ツール「SiteLead(サイトリード)」のサービス概要や機能、利用アカウント数の達成要因、成功事例、今後の展望について詳しく取り上げました。徐々に利用者数も増え、現在は4,000アカウントを突破しています。
記事URL:https://www.interspace.ne.jp/blog/3527.html

今回は、インタースペースグループがN1テクノロジーズ社をM&Aした背景や理由、サイトリードの戦略や成長計画、今後の展望など、インタースペース取締役管理管掌の岩渕、N1テクノロジーズ代表の中山にインタビューしました。

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株式会社インタースペース 取締役 岩渕 桂太

株式会社N1テクノロジーズ 代表取締役社長 中山 浩平

   

―サイトリード(旧サービス名:賢瓦)をM&Aした背景や理由について教えてください

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 岩渕:2022年頃からパフォーマンスマーケティング領域で、既存のアフィリエイトサービスと親和性の高いプロダクトを探していました。自社開発とM&Aのどちらを選ぶか検討した結果、いくつか候補があった中で、2023年4月にアフィリエイトに関連性の高いWebサイト改善ツール「サイトリード」をM&Aすることに決めました。

 

 -M&Aのメリットについて教えてください

岩渕:M&Aを選んだ理由は、市場で既に類似のサービスを提供している競合他社がいる中、早期に参入することが重要だったためです。ゼロベースでの開発には多大な時間と労力がかかりますが、今回のM&Aで一番のメリットは、既に顧客が存在し、売上基盤があるため、新規事業で参入するよりも時間とコストを大きく短縮できます。

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また、今回のM&Aで子会社の代表に中山を起用しましたが、これはインタースペースグループとして経営幹部職を育成する機会を作るためにも重要だと考えました。子会社社長の役割を通じて、新たなプロダクトやサービスの経験を積むことで、グループ全体の成長も期待しています。そして、新しい役割において成果を出すことが、組織全体のキャリア形成にも繋がると考えていますので、これを機にさらなる発展を目指していきたいです。

 

―N1テクノロジーズ社のサービス「サイトリード」と既存事業との連携について教えてください

中山:現在、「サイトリード」は幅広い業種の方にご利用いただいていますが、開発当初はアフィリエイター向けに開発されたヒートマップ・ポップアップツールでした。アフィリエイトサイトの収益向上の実績が多く、多くのアフィリエイターの方にご利用いただいています。そのため、インタースペースのアフィリエイトサービス「アクセストレード」との親和性が非常に高く、サイトリードを活用したアフィリエイトサイトの分析・改善を促進することで、広告主のコンバージョン数の増加、アフィリエイターの方の収益の向上が期待できます。


また、サイトリード利用者の中には集客に困っている広告主や、マネタイズに困っているアフィリエイターの方がいらっしゃいます。そのような場合、アクセストレードの強みを活かした提案もできると思います。このように両サービスの特徴を最大限に活用し、顧客提供価値を高めたいですね。

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 岩渕:M&Aの成功には、グループ既存の事業部や部門、子会社との理解や自社アセットの最大活用が重要です。既存の事業部とのコミュニケーションを強化し、各部門が持つリソースやノウハウを共有することで、サイトリードを既存事業と効果的に連携させ、さらなる事業成長と市場拡大を目指していきたいと考えています。

 

―M&Aを機にN1テクノロジーズ社が取り組むべき成長戦略はありますか?

中山:インタ―スペースグループの中期的なビジョンとして、パフォーマンスマーケティング事業を中心にアジアでのNO.1ポジションを目指しています。

 N1テクノロジーズの成長戦略としては、顧客のWebサイトの成果向上への貢献度を高める機能改善・開発を積極的に行い、アクセストレードとの連携を通じて成功事例を作りながら、サイトリードの顧客獲得や収益拡大を図っていきます。

 

―競合他社と比較して、N1テクノロジーズのサービスや戦略における差別化ポイントは何ですか?

中山:初めての方でも簡単に、且つすぐに利用できるサービス設計と、業界最安値での提供を可能にしているシステム設計が強みです。サイトリード利用者から「集客はできているがコンバージョンに繋がらない」「広告の費用対効果が悪くなってきた」といった悩みをよく伺います。Webサイトの改善を通じたCVR改善に取り組まなければいけない認識を持つ企業は増えていますが、ノウハウとリソース不足から着手できていない企業が多いと感じています。サイトリードは利用しやすさにこだわり、誰でも短時間で簡単にWebサイトの課題を発見し、解決策を実行できる設計にしています。また、使いこなせるか不安な方でも安心して試せるよう、無料プランもご用意しています。その結果、初めてWebサイト改善をする方からもWebサイト改善に着手しやすく、続けやすいと好評いただいております。

 

―N1テクノロジーズ社の海外展開について教えてください。

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中山:海外展開も計画しています。インタースペースはアクセストレードを東南アジア各国で展開しているので、東南アジアをターゲットに置いています。展開計画としては、既存のアクセストレードのネットワークの強みを活用し、東南アジア各国との連携を強化して、データドリブンなマーケティングソリューションを提供することで、インタ―スペースグループの中期的なビジョンであるアジアでのNO.1ポジションを推進したいと考えています。

 

―今後の展望について教えてください。

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 中山:まずは、日本から既存事業と連携し、スピード感を持って顧客基盤拡大に努め、「オンラインビジネスにチャレンジする全ての人にWebサイト改善の成功体験を」というプロダクトビジョンを実現できるよう、事業をスケールしていきます。また、既存機能の改善はもちろん、新規機能の開発も進めていき、Webサイト改善の専門家が社内にいないお客様でも簡単に、且つ早くWebサイトの改善実感を得られるサービスにしていきます。

岩渕:この連携を通じて、お客様により多くの価値を提供し、成功事例を積み重ねることで、N1テクノロジーズとインタースペースグループ全体の成長を目指します。

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