2024.06.20
コーチングマラソンがもたらす成長の波：HR’s SDGsアワード優秀賞受賞
当社のコーチングマラソンの取り組みがOne HR主催の「HR’s SDGsアワード」で優秀賞を受賞しました。このアワードは、多くの企業にお勧めしたくなる人的資本施策に光を当て、企業と個人の持続可能な成長を促進する優れた取り組みを表彰するものです。
「HR’s SDGsアワード」では、新時代を切り拓く「個人×組織」創出のための共通目標「HR’s SDGs」に掲げる6つの目標である各賞において、事務局による書類審査にて12社の取り組みが表彰されました。当社の「コーチングマラソン」の取り組みは、「志と志を重ね」部門で優秀賞を受賞しました。
「志と志を重ねて」賞
個人と企業の使命や目標を共有・理解し合い、相互の実現に向けたパートナーシップを築いている取り組みを表彰するもの
「HR’s SDGsアワード」では、賞の発表のほか、各企業の取り組みを共有するプレゼンテーションがありました。その中で、人事部長の小林が「コーチングマラソン」に関する3分間のプレゼンテーションを行い、その詳細と成果を共有しました。
このプレゼンテーションでは、コーチングマラソンの目的、具体的な取り組み内容、実際の成果をわかりやすく説明し、業界全体の成長を促進するための情報を提供しました。
コーチングマラソンとは…？！
当社の「コーチングマラソン」は、社員の成長を支援し、会社と個人の双方に利益をもたらすことを目指した取り組みです。この制度は、コーチング経験豊富な人事メンバーが希望者に対して半年間毎月コーチングを行うものです。
①ゴール設定: 希望者がどんな人生を歩みたいのか、そのために会社でどんな経験を積みたいのかを明確にし、半年後に達成したいゴールを定めます。
②TODOの決定: ゴール達成のために必要な具体的な行動計画（TODO）を決めます。
③伴走サポート: 上長とゴールを共有し、上長の希望も踏まえながら本人と一緒に目標達成に向けて進んでいきます。
このプロセスを通じて、会社の目標と個人の目標を一致させ、仕事と人生の両方を豊かにしていくことを目指しています。
成果・効果は…？！
2024年4月現在、コーチングマラソンは7回実施され、130名以上の社員が参加しました。その結果、多くの昇格者や社内表彰受賞者が生まれ、各回のNPS（ネット・プロモーター・スコア）は平均9を超えています。また、受講者が現職の管理職であったり、昇格して管理職になったりするケースも増加しており、一定のコーチングスキルを持った管理職が増えることで、組織運営にも大きな効果をもたらしています。
2つのケーススタディをご紹介します。
ケーススタディ1: 昇格を目指してエントリー
背景: 昇格を目指してエントリーした社員の事例です。
取り組み内容:
1．昇格に必要な定量・定性要素の確認からスタート。
2. 達成すべき目標に対して具体的な行動計画を策定。
3．目標達成に向けて毎月進捗を振り返り、一緒にPDCAサイクルを回していきました。
成果: 半年後、見事昇格要件を満たし、昇格することができました。
ケーススタディ2: 漠然としたキャリア不安を解消
背景: 漠然としたキャリア不安を解消したいとエントリーした社員の事例です。
取り組み内容:
1．老後のありたい姿をヒアリングし、現在の部署での経験がどのように老後に繋がるかを話し合いました。
2．今の部署で得られるスキルや経験が理想の未来に繋がることを確認。
3．漠然とした不安から具体的なスキルや経験を明確化。
4．半年をかけて得たいスキルや経験を決め、毎月アクションと振り返りを実施。
成果:
目標を達成するための行動計画を立てられるようになり、結果として目標を達成できました。
■受講者の声
・キャリアの根本的な部分に向き合えた
・客観的な視点を得られた
・目標に立ち返る機会が得られた
・スタート、現在地、ゴールが明確になった
受講者からは「キャリアに対する理解が深まり、自己分析と目標達成のための具体的な行動計画が立てられるようになった」「目標に立ち返る機会を持つことで効率的に力を発揮し、パフォーマンス向上に繋がった」という声が多く寄せられました。
上長からのアンケートでは、コーチングマラソンを通じて部下の意識と行動の向上を実感していることが分かりました。指示やアドバイスに対して積極的に行動する姿勢が強化され、業務に対する前向きな姿勢が促進されるなど、部下の成長を感じる機会となっています。
私たちはコーチングマラソンを通じて社員一人ひとりの成長を支援し、会社全体のパフォーマンス向上に寄与することを目指しています。今後もより良い会社づくりに向けて、社員全員が協力し合い、互いに成長を促進する文化をつくっていけたらいいなと考えています。
