2024.10.17
スーパーママエンジニアの挑戦!仕事と育児を両立し、キャリアを築く秘訣
当社は、仕事と育児の両立やキャリアアップへの挑戦を支援するため、多様な取り組みを進めています。現代において、女性のキャリア形成や育児との両立は依然として大きな課題です。そんな中、仕事と育児を両立させながらエンジニアとしてのキャリアを築いてきた佐久間は、これまで4MEEE株式会社の取締役やインタースペースのメディアシステム開発部の部長として事業に貢献し、10月よりインタースペースの執行役員に就任しました。一児の母親でもある佐久間に、キャリアの形成過程、ワークライフバランスの維持、そして女性がより活躍できる社会の実現に向けたビジョンについて伺いました。
メディア開発部
執行役員
佐久間 李花
柔軟な働き方で実現するワークライフバランス
―これまで、仕事と育児の両立について、どのような苦労がありましたか?
育児中に前職が倒産してしまい、急に転職活動を始めることになったのですが、本当に大変でした。乳児を抱えながらの転職活動では、最終面接まで進んでも「残業ができない」という理由で何度も不採用になりました。でも、ようやくある会社から内定をいただいて、フルタイムで働くことができるようになりました。転職できたことは良かったのですが、次は保育園の時間との戦いが待っていましたね。そこで、会社から徒歩7分の場所に住むことにして、シッターもフルに活用してなんとかやりくりしていました。シッター代が月20万円を超えることもありましたが、家族と仕事を両立するための投資だと思うようにしていました。
時間管理や仕事とのバランスは今でも大変ですが、インタースペースではハイブリッド勤務(週3日はリモートワーク可能)やフレックス制度を柔軟に使えるので、育児と仕事の両立がしやすく、働きやすい環境だなって感じています。
―ワークライフバランスを保つために、心がけていることは何ですか?
私は、リモートワークだとつい長時間仕事をしてしまいがちなので、出社して仕事にメリハリをつけるように心がけています。出社するとオンとオフの切り替えがしやすく、自分には合っていると感じます。また、健康維持のために会社まで歩いて通勤しています。家にいるとどうしても運動不足になりがちなので、20分のウォーキングがちょうどいい運動になっていますね。
仕事においては、エンジニアとして障害がなるべく起きないように努めることが、ワークライフバランスを保つ上で重要だと思っています。これは私だけでなく、全エンジニアに共通する意識です。現在は、メディア&ソリューション事業部およびグループ子会社の4MEEEやユナイトプロジェクトでメディア開発に携わっていますが、今後はインタースペースグループ全体のメディアに関わり、エンジニアのナレッジを横のつながりで強化していきたいと思っています。他部署とのシナジーを生み出し、メディアのエンジニアが一丸となって事業に貢献することが重要だと感じています。
技術を通じてビジネスの成長に貢献する
―エンジニアという職業を選んだきっかけは?
大学時代にプログラミングに触れて、黒い画面にコマンドを打ち込む姿がかっこいいと感じたのがきっかけですね。1999年にエンジニアとしてのキャリアをスタートし、もう25年近くエンジニアをやっています。もともとはSIerで官公庁系のシステム開発に従事していましたが、転職を経てメディア開発に携わるようになりました。前職で開発したアプリが無料ランキング1位を獲得し、その反響をダイレクトに感じられたことで、メディアに夢中になりました。以来メディアの開発に専念しています。自分が作ったものがユーザーに使われ、直接反応が返ってくるのは本当に楽しく、やりがいになっています。特に、自分が作ったサービスを実際に使っている人がいると感じる瞬間は、私の大きなモチベーションの一つになっていますね。
―仕事でやりがいを感じるのはどんな時ですか?また、苦労していることはありますか?
やりがいを感じるのは、プロジェクトや開発で課題を乗り越えたときです。特に、自分が狙った施策が成功して、それがビジネスにつながった瞬間は最高ですね。自分が作ったものが実際にお金を生み出し、ユーザーに受け入れられたときの達成感は格別です。
一方で、苦労するのは、作ったものをお金に変えることの難しさです。期待通りにいかないことも多く、ユーザーの反応が予想と違ったり、投入した機能が思ったほどの効果を発揮しなかったりすることもよくあります。それでも、成功以上に失敗から学ぶことが多いと感じています。失敗は貴重な経験であり、それを積み重ねることで、次の成功につながると考えています。
失敗こそ共有すべきと考えていて、例えば失敗事例を共有しなければ、次の担当者が同じ失敗を繰り返してしまうこともあるかもしれません。失敗を恥ずかしく思うのではなく、今後どうすれば失敗を成功に繋げられるかを考えるのが重要だと思っています。
育児とキャリアを両立させ、自立したキャリアを築く
―当社の制度や働きやすさについてどう感じていますか?
私はリモートワークやフレックス制度を活用しています。特にフレックス制度は、子どもの保護者面会や夏休みの早帰りに活用できて、とても便利ですね。また、当社にはパパ・ママ社員が多いので、相互尊重の文化が根付いていて、すごく働きやすい環境だと感じています。業務の一部を外部に委託するなど、柔軟な働き方ができる点にも非常に満足しています。
―育児と仕事の両立について、どのようにキャリアを維持しながら取り組んでいますか?
育児の期間って思っている以上に長いですよね。子どもが成長する頃には、自分も年を重ねているので、キャリアを維持するための努力が必要だと思っています。家族の協力はもちろんですが、テレワークを活用したり、働きやすい環境を整えたりする工夫が欠かせません。
女性にはそれぞれ、家庭の事情やキャリアプランがあって、どうしてもワークライフバランスを重視しなければならない場面があると思います。それでも、自分のキャリアをしっかりと築いていくことが大切だと感じています。私自身も、常にその努力を続けています。最終的に、自分の人生やキャリアは自分のものであり、自立することが最も安定した道だと信じています。
―キャリア志向を高めるために、どのようなサポートや取り組みが有効だと思いますか?
出世を目指しつつ、ワークライフバランスを大切にしている人もいますよね。そういう人たちに向けたキャリア志向を促すセミナーや、会社が目指しているビジョンを理解し、自分の成長に繋げるためのワークショップも有効だと思います。どう自分を成長させるかを考える機会を提供することで、マインドを変え、キャリアアップに繋がると思います。
エンジニアとしての視点で会社を進化させる
―執行役員として、今後当社で実現したいことは何ですか?
今後、インタースペースグループのメディア開発をさらに成長させたいと考えています。エンジニアとして、単に技術を提供するだけでなく、事業全体を理解して「この技術で事業を成長させる」という提案ができるのが私の強みです。これからも、組織全体でエンジニアリングの力を活かし、事業への貢献を強化していきたいと思います。そして、最終的には、誰もが知っているようなサービスを作り上げたいですね。